老蘇森
おいそのもり
概要
老蘇森はしばしば和歌に詠ぜられ、又街道の名所として旅行者の訪れるところとなり、早く平安時代から人口にかいしやしている。中山道はそのその東面及び南面に沿つて走り、自然の変遷を免れないことは言うまでもないが、今なおスギ、ヒノキ、マツ等から成る樹林はうつそうとして茂り、森の内には式内社奥石神社が祀られ、古の蒲生野の一角にきわだつた様相を呈して偉観とすることが出来、古くから知られた由緒の地として貴重である。
S45-5-146老蘇森.txt: 老蘇森は昭和24年7月13日に指定されているが、古来しばしば和歌に詠まれ、道中記にも見える名所であるが、国道8号線の拡幅工事、東海道新幹線の建設工事による現状変更を許可した結果樹林の分断された部分があり、史跡としての価値を失っているので解除する。