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れき

概要

れき

考古資料 / 奈良県

中国・二里岡期 紀元前17~紀元前15世紀

弦紋

高16.2 口径11.5

1個

 三足を持つ器の中で、器身から足全体が袋形になったものを鬲(れき)という。黄河中流域では新石器時代後期より土製鬲が見られ、二里頭期以降、黄河流域を中心として最も普及した炊器となる。この青銅鬲は土器の鬲を模倣して作り始められた商代前期のものである。実用品としては土製鬲がずっと使われ続けていたので、青銅鬲は戦国期まで存続するが、概して装飾性に乏しく、また例数も少ない。

坂本コレクション 中国古代青銅器. 奈良国立博物館, 2002, p.42, no.143.

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キーワード

紀元前 / / 坂本 / 奈良

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