徳山大神宮
とくやまだいじんぐう
概要
・この神社は、中世の頃には伊勢堂と称していました。唐津内浜(現在の字唐津)から蔵町(現在の字福山)を経て、承応元年(1652)松前家第9世高廣が現在地に遷座したとき、徳山大神宮と改称しました。松前一の宮といわれ、藩主の参勤、帰藩の際には、必ず参詣したということです。
・本殿は、一間社神明造り(平入り)で、細部の造りが今日の神明造りの様式とは若干異なり、中世の形式を伝えるものとして注目されます。
・元禄7年(1684)以降の遷宮棟札が36枚残っており、同社の歴史沿革を知るため貴重な資料です。また、石造鳥居は、天保3年(1832)建立の銘があります。