琴似屯田兵屋
ことにとんでんへいおく
概要
・札幌で最初に屯田兵が入植した琴似屯田兵村に明治7年(1874)に建てられた208戸の屯田兵用住宅のうちの1戸で、現在まで原形を残している数少ない遺構です。
・この兵屋は、木造平屋建てで、土間、居間兼住宅、和室(8畳と4.5畳)などからなっており、約17坪(約56.1平方メートル)の大きさの建物です。
・構造については、壁体は土壁の真壁に下見板張りとし、かつ壁は中塗り仕上げとなっており、小屋組みは洋小屋のキングポスト形式でその細部は和風手法を加味した独特のものです。
・最初に屯田兵が琴似に入植した後、山鼻・発寒・新琴似・篠路などに入植しましたが、この形式の建物は、ほとんど形式を変えず続けられました。
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北海道(地方指定文化財)