堅田郷八幡社のハナガガシ林
かたたごうはちまんしゃのはなががしりん
概要
S52-12-062堅田郷八幡社のハナガガシ林.txt: 標高30〜50メートルの丘陵地にある約4ヘクタールの神社林で、ハナガガシ、スダジイなどにおおわれ、ハナガガシがこの林分の主要な構成種となっている。亜高木、低木層には、コバンモチ、ヤマビワ、タイミンタチバナ、ミサオノキ、サツマルリミノキ、クロキなどが生育し、また草本としては、オオカグマ、ベニシダ、ツルコウジなどが多く、コハシゴシダ、キジノオシダ、コヤブラン、シシガシラ、ムヨウラン、エダウチホングウシダなどが自生している。
ハナガガシは四国・九州にごく稀に分布しており、原生状態に近いこのハナガガシ林は、西南日本の平地の暖帯林の1つとして、きわめて学術的価値が高い。