カンムリワシ
かんむりわし
概要
S52-1-012カンムリワシ.txt: 昭和47年5月15日天然記念物として指定されたカンムリワシは、ワシタカ科に属する中型の頑丈なワシ型のタカで、インド、ビルマ、インドネシア、フィリピンなど、東南アジアから沖縄県に分布し、我が国が世界の北限をなし、学術上貴重な種である。
沖縄県では西表島、石垣島及び与那国島などに生息、繁殖し、水源の豊富な場所を好み、マングローブに連なる密林や流れのある山麓などに生息し、主としてヘビを捕食し、その他トカゲ、カエル、昆虫なども捕食する。しかし、その生息数は多くなく、世界的にも貴重な種である。地域を定めず指定するものである。
S47-5-191カンムリワシ.txt: カンムリワシ属に属するわが国特産の種で、石垣島および西表島に留鳥として周年生息する。個体数はきわめて少なく、石垣島では乱獲のため近年著しく減少し、ほとんどみられなくなり、西表島でも冬期、仲間川周辺に集まるところを乱獲され、絶滅の危険すらあるといわれている。
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国指定文化財等データベース(文化庁)