博多松ばやし
はかたまつばやし
概要
松ばやしは新春を祝う行事で、時の権門勢家を訪れて祝福する芸能で、とくに室町時代は盛んであったことが知られているが、その後はいろいろの変遷があって、ドンタクや港祭の中に取り入れられて今日に至り、博多では、五月三日、四日に行われる、古くより旧博多の流れの町が当っていたが、現在では各組とも参加する町の数が減少している。松ばやしには、福神、大黒、恵比寿と稚児の風流が出る。稚児の風流以外はいずれも仮装の風流で、それらしい仮面をつけ、それらしい仕度が馬上にゆられて市街をまわる。それぞれの風流の言立ては子供が大声で締太鼓の囃子につれて唱える。稚児舞は子供による笛、太鼓、鼓の囃子により舞われる。
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国指定文化財等データベース(文化庁)