山水図
さんすいず
概要
愛石は紀伊国に生まれた黄檗画僧で、野呂介石・長町竹石と共に三石と並び称された。生没年は不詳であるが、文化6年(1809)に南河内郡古市西浦(現・羽曳野市)の宝寿寺の住持であった敬之如顕の跡を継ぎ、黙叟真契の名で同寺の住持となったことが判明している。介石に師事したともされるが、その作品は多くが池大雅風の山水画である。本図は大きくそびえる懸崖や鬱蒼とした樹々で画面を埋め尽くした比較的大きな作例で、岩肌の皴法や樹葉・点苔のグラデーションに大雅風の表現が見られる。
さんすいず
愛石は紀伊国に生まれた黄檗画僧で、野呂介石・長町竹石と共に三石と並び称された。生没年は不詳であるが、文化6年(1809)に南河内郡古市西浦(現・羽曳野市)の宝寿寺の住持であった敬之如顕の跡を継ぎ、黙叟真契の名で同寺の住持となったことが判明している。介石に師事したともされるが、その作品は多くが池大雅風の山水画である。本図は大きくそびえる懸崖や鬱蒼とした樹々で画面を埋め尽くした比較的大きな作例で、岩肌の皴法や樹葉・点苔のグラデーションに大雅風の表現が見られる。
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