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概要

日本画

村上華岳  (1888-1939)

ムラカミ、カガク

昭和4年頃/c.1929

墨画・紙本・軸・1幅

43.5×51.0

右上、左下に印章

14

村上華岳(1888−1939)

MURAKAMI,Kagaku



Mountain

1929(昭和4)年頃



孤高の画家、村上華岳にとって制作とは「密室の祈り」にも似た聖なる行為であった。大阪に生まれ、京都市立絵画専門学校に学びはじめ日本画刷新をめざす国画創作協会の結成に参加したが、やがて神戸市花隈(はなくま)に引きこもりすこぶる精神性にとんだ仏画、山水画を描きつづけた。「自然の美しさを見てこれと一つに抱き合ふ忘我の心境、自他融合の心持を体験すること」を何よりも重んじ、画家のこうした姿勢は断続する無数の破線が、あたかも山を撫でまわすがごとく重なっていく、特異な山の絵に結実している。

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キーワード

華岳 / 村上 / 創作 / 文展

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