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年未詳六月十四日付 前田利常書状(内藤清兵衛・今枝与右衛門宛)

ねんみしょうろくがつじゅうよっかづけ まえだとしつねしょじょう ないとうせいべえ いまえだよえもんあて

概要

年未詳六月十四日付 前田利常書状(内藤清兵衛・今枝与右衛門宛)

ねんみしょうろくがつじゅうよっかづけ まえだとしつねしょじょう ないとうせいべえ いまえだよえもんあて

文書・書籍 / 江戸 / 富山県

前田利常  (1594~1658)

まえだとしつね

富山県高岡市

江戸時代前期(1630~58年頃)

紙本墨書、軸装

〔本紙〕縦30.4㎝×横44.7㎝、〔全体〕110.3×55.7、〔軸長〕60.7

1

富山県高岡市古城1-5

個人(高岡市立博物館寄託)

加賀前田家2代当主・前田利常が、領内の越中国射水郡高岡町から「いなだ(ブリ)」2樽を贈られたことに対する礼状。
前田利常が利光から利常に改名したのが寛永6年(1629)年4月13日(本史料は6月なので翌年)から死去した万治元年(1658)年10月12日までの間に書かれた書状である。
内藤・今枝は利常の側近である。
本史料の釈文は「越中国射水郡伏木浦旧記書類/射水郡気多神社書類 伏木神社神職尾崎常定所蔵之分写」(山崎明代編『越中古文書(越中資料集成9)』桂書房)の359頁九号文書にあり、旧蔵者が伺える。


【釈文】
従高岡町中
両樽・いなた挙之
喜覚候由、可申聞候也、

 六月十四日 利常(花押)

        内藤清兵衛殿
        今枝与右衛門殿

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