初冬
しょとう
概要
大観は大正12年12月7日付岩野平三郎宛書簡で、来年秋の展覧会用と裏打ちの大瀧紙100枚を発注したが、再興第11回院展出品作《早春》は絹本で描いており、《生々流転》に続き、この時点でも紙本はうまくいかなかったのだろう。大観は大正13年~14年に水墨の濃淡で木と小鳥を組み合わた《早春》の類似作を何点か試みており、それらはいずれも絹本であったが、本作は紙本での表現を模索したものと推測される。
しょとう
大観は大正12年12月7日付岩野平三郎宛書簡で、来年秋の展覧会用と裏打ちの大瀧紙100枚を発注したが、再興第11回院展出品作《早春》は絹本で描いており、《生々流転》に続き、この時点でも紙本はうまくいかなかったのだろう。大観は大正13年~14年に水墨の濃淡で木と小鳥を組み合わた《早春》の類似作を何点か試みており、それらはいずれも絹本であったが、本作は紙本での表現を模索したものと推測される。
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