葛飾北斎画《東海道五十三次 絵本駅路鈴「十七 由井」(林忠正印)》
かつしかほくさいが とうかいどうごじゅうさんつぎ えほんえきろのすず じゅうしち ゆい はやしただまさいん
概要
出版元:伊勢屋利兵衛。
江戸後期の浮世絵師・葛飾北斎(1760~1849)画。
《東海道五十三次》は江戸期に整備された五街道の一つ、東海道(江戸-京都間)にある53の宿場を描いたもので、本図は同作の「絵本駅路鈴」シリーズの17作目。
本図には、ヨーロッパに浮世絵などの日本美術を紹介し、東西美術の交流に尽くした富山県高岡出身の美術商・林忠正(1853~1906)の印がある。
旧「佐伯コレクション」。
【参考文献】
・佐伯孝夫著『浮世絵に描かれた加賀、越中、能登の人物の風景 佐伯浮世絵コレクション図録』(平成17年)
・『高岡市立博物館 特別展「浮世絵に描かれた加越能 ~佐伯コレクションの世界~」図録』(令和5年)