S.HAYASHI商店蒔絵看板
エス.ハヤシショウテンマキエカンバン
概要
明和年間(一七六四~七二)から戦前まで、京都で古物商を営んだ林新助(はやししんすけ)家のものと思われる看板。黒漆を塗り、額縁の表面に金薄肉高蒔絵(きんうすにくたかまきえ)で七宝花菱を、看板には平蒔絵(ひらまきえ)で各行異なるフォントを用いて「S。HAYASHI。/LACQUERS/BRONZES,&CROCKERIES/OF THE/ANCIENT AND MODERN/ART OF JAPAN./FURUMONZEN KYOTO.」(林。漆、銅器、磁器製の食器など日本の新旧美術品。古門前、京都。)の文字を表す。背面には鉄製鐶がある。明治時代に外国人向けに掲げた看板のようである。