坂本龍馬関係資料 伏見寺田屋ノ変ヲ龍馬ヨリ郷里ヘ通知ノ写
サカモトリョウマカンケイシリョウ フシミテラダヤノヘンヲリョウマヨリキョウリヘツウチノウツシ
概要
写真下段の文書。龍馬書簡の写。慶応二年十二月四日にはあの霧島山登山図を含む手紙を姉乙女に書いたが、同じ日に兄権平および家族一同宛にも長い手紙を書いた。現存はしないがこのような写が残る。この記録はその手紙の一部であるが、慶応二年正月二十三日深夜(二十四日未明)に伏見寺田屋で奉行所の捕吏に襲われた様子を詳細に記述した部分である。龍馬が詳しく書いてくれたおかげでその夜になにが起きたのか、現在の我々にもよく分かる。龍馬の文章力の高さを知ることのできる一文。