菊花流水双鳥鏡
キッカリュウスイソウチョウキョウ
概要
流水に散り浮かぶ菊の組み合せは、菊の甘露を飲んで不老不死となったという中国・菊慈童譚から、長寿の吉祥文として近世に至るまで様々な工芸の意匠に用いられた。鏡では、山口県上野廃寺出土の元徳三年(1331)銘鏡(東京国立博物館蔵)が早い例としてよく知られる。本鏡は、鈕座や菊花表現から見て、E甲17-36・E甲17-29から上野廃寺鏡年紀の間あたりに製作年代を置けるであろう。
キッカリュウスイソウチョウキョウ
流水に散り浮かぶ菊の組み合せは、菊の甘露を飲んで不老不死となったという中国・菊慈童譚から、長寿の吉祥文として近世に至るまで様々な工芸の意匠に用いられた。鏡では、山口県上野廃寺出土の元徳三年(1331)銘鏡(東京国立博物館蔵)が早い例としてよく知られる。本鏡は、鈕座や菊花表現から見て、E甲17-36・E甲17-29から上野廃寺鏡年紀の間あたりに製作年代を置けるであろう。
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