夕顔(未完)
概要
夕顔(未完)
本作とほぼ同じ仕上がりを示している完成作《夕顔》は、ローマで開催された日本美術展覧会(昭和5年)に出品された。
「墨に五彩ありで墨は黒一いろでありながら、濃淡渇潤の千変万化は色彩以上の複雑さを現わし、色彩を超絶したる実在感を端的に微妙に表現する」(『羅馬開催日本美術展覧会に就て』昭和5年)と語っているように、大観は、水墨画が表現し得る独特の情緒を、この《夕顔》などの作品を通じて西洋に紹介したともいえる。
夕顔(未完)
本作とほぼ同じ仕上がりを示している完成作《夕顔》は、ローマで開催された日本美術展覧会(昭和5年)に出品された。
「墨に五彩ありで墨は黒一いろでありながら、濃淡渇潤の千変万化は色彩以上の複雑さを現わし、色彩を超絶したる実在感を端的に微妙に表現する」(『羅馬開催日本美術展覧会に就て』昭和5年)と語っているように、大観は、水墨画が表現し得る独特の情緒を、この《夕顔》などの作品を通じて西洋に紹介したともいえる。
文化庁 〒602-8959 京都府京都市上京区下長者町通新町西入藪之内町85番4 メール:online@mext.go.jp
共同運営NII Powered by GETA (C) The Agency for Cultural Affairs