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被褐懐玉(未完)

概要

被褐懐玉(未完)

横山大観

昭和24年

横山大観記念館

「被褐懐玉」とは、襤褸(ぼろ)をまとっていても心には玉を懐いている、の意。『老子』の一節で、身なりは粗末でも気高い徳を備えた人物のたとえである。禅画では「寒山拾得」として描かれることも多く、大観もまた、それらを踏まえ、枯淡な作風でこの境地をイメージ化した。中国古画に描かれた人物像も参考にしており、大観旧蔵の古画のなかに、本作とほぼ同じ人物像をみることができる。
完成作(霊友会妙一コレクション)は再興第34回日本美術院展に出品された。

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キーワード

大観 / 未完 / 横山 / 褐懐

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