被褐懐玉(未完)
概要
被褐懐玉(未完)
「被褐懐玉」とは、襤褸(ぼろ)をまとっていても心には玉を懐いている、の意。『老子』の一節で、身なりは粗末でも気高い徳を備えた人物のたとえである。禅画では「寒山拾得」として描かれることも多く、大観もまた、それらを踏まえ、枯淡な作風でこの境地をイメージ化した。中国古画に描かれた人物像も参考にしており、大観旧蔵の古画のなかに、本作とほぼ同じ人物像をみることができる。
完成作(霊友会妙一コレクション)は再興第34回日本美術院展に出品された。
被褐懐玉(未完)
「被褐懐玉」とは、襤褸(ぼろ)をまとっていても心には玉を懐いている、の意。『老子』の一節で、身なりは粗末でも気高い徳を備えた人物のたとえである。禅画では「寒山拾得」として描かれることも多く、大観もまた、それらを踏まえ、枯淡な作風でこの境地をイメージ化した。中国古画に描かれた人物像も参考にしており、大観旧蔵の古画のなかに、本作とほぼ同じ人物像をみることができる。
完成作(霊友会妙一コレクション)は再興第34回日本美術院展に出品された。
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