『まつばらいろはかるた』絵札「井筒は 弘法の井戸 村すくう」
『まつばらいろはかるた』えふだ「いづつは こうぼうのいど むらすくう」
概要
松原市の市制施行60周年を記念して発行された『まつばらいろはかるた』の47枚ある絵札のうち「り」の札。
平安時代の弘法大師空海ほど、豊富な伝説をもった人物は少ないであろう。特に弘法井戸、弘法清水の伝説は全国に数多い。松原にも弘法大師の伝説を持つ井戸がある。高見の里の高見神社の南にある井戸もその一つである。平安時代初期の頃、弘法大師が諸国巡錫のおり、松原にも足をのばされたと伝える。高見の里付近は、水の便が悪く、飲み水にも困っていた。そこで、大師は携えた錫杖で地面をついたところ、清水が湧き出し、村人は大変助かったという。