『まつばらいろはかるた』絵札「野に多く 伝説の池 親王池址」
『まつばらいろはかるた』えふだ「のにおおく でんせつのいけ しんのういけあと」
概要
松原市の市制施行60周年を記念して発行された『まつばらいろはかるた』の47枚ある絵札のうち「の」の札。
松原には灌漑用の池が多い。その一つに、親王池(稚児が池あるいは棒池)があった。阿保の南端、長尾街道に沿ってあり、阿保親王の人徳を慕って名付けられた灌漑池である。母の病のため願をかけ満願の日に稚児が身を投じたという伝説がある。人々はのち孝養の厚い稚児の災厄を哀れみ、池の中に墓標を建てて供養した。稚児の名は幸松麿、13歳であったという。現在、埋めたてられ、説明板のみが建つ。