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木造薬師如来立像

もくぞうやくしにょらいりゅうぞう

概要

木造薬師如来立像

もくぞうやくしにょらいりゅうぞう

木像 / 平安 / 中部

不明

平安/平安時代前期

ヒノキと考えられる木材による一木造で、木芯を左後方にはずす一材から頭体を彫り出している。肉髻、螺髪をあらわし、衲衣をまとい、右肩に覆肩衣を掛け、両足をそろえて立つ。左手は臂を屈して掌を前へ向ける施無畏印とし、右手は垂下し仰ぐ掌に薬壺を載せ、通形の薬師如来像とは逆手になっている。

像高 88.6㎝

一躯

愛西市指定
指定年月日:20200326

西照寺

有形文化財(美術工芸品)

かつて存在していた遍照院が、1570(元亀元)年~1574(天正2)年にかけて起きた長島一向一揆の際に焼失したとされる。遍照院に安置されていたとされるこの仏像は焼失を逃れ、後に薬師堂を建立して祀ったと伝わっている。その後、西照寺と改称されてからも、この仏像が引き継がれ、現在に至る。

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