保田村絵図
やすだむらえず
概要
保田村絵図
やすだむらえず
歴史資料/書跡・典籍/古文書 / 絵図・地図 / 江戸 / 愛媛県
江戸時代後期
紙本着色
141.0㎝×175.0㎝
1舗
愛媛県西予市宇和町卯之町4-11-2
愛媛県歴史文化博物館
宇和島藩が保田村(愛媛県宇和島市)を測量して作製した絵図。保田村は宇和島城下から南西2km余りに位置する。村の中央、北から南に蛇行しながら流れるのが来村川、村の北部では薬師谷川が東側から流れて来村川に合流している。宇和島藩領の村々の数領データをまとめた「大成郡録」によると、田が48町8反余り、畑が7町5反余り。本図からも細かい谷間に至るまで田として開発されていた様子がうかがえる。中央の平地部、東の山寄りに折れ曲りながら村を貫く道が宿毛道。道の中程には、旅行者の目印として設置された一里塚も見える。この道は江戸時代の遍路道でもあり、明治初期の記録では道幅1間5合(約3m)と記されている。