荘厳寺
多宝塔
本堂 附 奉加札1枚
三社八幡宮 附 棟札1枚、木槌2本
しょうごんじ
概要
荘厳寺は、西脇市の北部に位置する黒田庄町黒田にあり、西流して加古川に合流する谷川の最奥にある高野山真言宗の寺院である。正徳六年(1716)に書写された建暦元年(1211)の本奥書のある「荘林山荘厳寺草創縁起」(荘厳寺蔵)には、本堂背後の山上にあった白山権現が創建の契機であると述べている。近世には朝光寺(加東市)と共同で入峰行を行い(寺蔵 寛保二年(1742)「口上由緒書之覚」)、それが寺僧出世の格式であるとしていることから、修験をともなう顕密仏教系の山林寺院であったと考えられる。