唐物象牙彫宝塔形管筆
からものぞうげちょうほうとうけいかんひつ
概要
象牙を宝塔にも似た姿に彫り上げた壮麗な一本。本筆には十字架などの西洋的なイメージが色濃く反映されているが、明時代末期頃には中国にもヨーロッパの宣教師が訪れ、西洋の文物がもたらされていた。本筆は当時としては極めて斬新な西洋風の装飾性を取り入れつつ、多くの名品を生み出した中国ならではの高度な象牙彫刻技術を存分に活かして作られたもの。「中洋折衷」とも言うべき、独特の風格を持つ。
からものぞうげちょうほうとうけいかんひつ
象牙を宝塔にも似た姿に彫り上げた壮麗な一本。本筆には十字架などの西洋的なイメージが色濃く反映されているが、明時代末期頃には中国にもヨーロッパの宣教師が訪れ、西洋の文物がもたらされていた。本筆は当時としては極めて斬新な西洋風の装飾性を取り入れつつ、多くの名品を生み出した中国ならではの高度な象牙彫刻技術を存分に活かして作られたもの。「中洋折衷」とも言うべき、独特の風格を持つ。
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