唐物堆黒亀甲唐草文筆
からものついこくきっこうからくさもんひつ
概要
「堆黒」とは、黒漆を何度も塗り重ねて文様を彫刻する技法のこと。文字どおり漆黒の地に、六角形の亀甲文の中にデザイン化された花唐草文様を彫り込んでいるが、終わることなく反復する文様は永遠の象徴とされているため、本筆は吉祥的な意味を備えている。龍が色漆で描かれている筆帽は、趣が異なるため後補と考えられる。艶やかな表面の光沢と、精密な彫技からかもし出される風格は、本コレクションの中でも格別である。
からものついこくきっこうからくさもんひつ
「堆黒」とは、黒漆を何度も塗り重ねて文様を彫刻する技法のこと。文字どおり漆黒の地に、六角形の亀甲文の中にデザイン化された花唐草文様を彫り込んでいるが、終わることなく反復する文様は永遠の象徴とされているため、本筆は吉祥的な意味を備えている。龍が色漆で描かれている筆帽は、趣が異なるため後補と考えられる。艶やかな表面の光沢と、精密な彫技からかもし出される風格は、本コレクションの中でも格別である。
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