文化遺産オンライン

野﨑家旧蔵錦莞莚座蒲団

のざきけきゅうぞうきんかんえんざぶとん

概要

野﨑家旧蔵錦莞莚座蒲団

のざきけきゅうぞうきんかんえんざぶとん

有形民俗文化財 / 明治 / 大正 / 昭和以降 / 中国・四国

明治末~昭和初期/1907-1934

生地=花莚「錦莞莚」

720㎜×790㎜(3枚)、概ね500㎜前後四方(92枚)

95枚

有形民俗文化財

岡山県における本格的な最初の花莚として磯崎眠亀によって発明された錦莞莚は,その精巧緻密さや藺草染色方法等の製造に関わる技術において,今なお花莚としての最高の完成度を誇っており,近代岡山に新たな花莚の発明と藺莚産業・輸出花莚業の勃興と発展をもたらした歴史的意義の高いものである。この錦莞莚座蒲団は,高額関税を課せられて輸出業としての営みが困難になった錦莞莚事業が国内向けに方針転換した明治30年代以降,昭和初期まで主に国内市場向け商品として広く販売されたものである。倉敷市を発祥の地とする錦莞莚の加工品が,近代の一般的な住生活文化の一端を担っており,生活文化資料が相当数まとまって残存していることは稀少である。

野﨑家旧蔵錦莞莚座蒲団をもっと見る

地方指定文化財データベースをもっと見る

キーワード

/ / 磯崎 /

関連作品

チェックした関連作品の検索