木造天部形立像(伝梵天像・伝帝釈天像)
もくぞうてんぶぎょうりゅうぞう(でんぼんてんぞう・でんたいしゃくてんぞう)
概要
木造天部形立像(伝梵天像・伝帝釈天像)
もくぞうてんぶぎょうりゅうぞう(でんぼんてんぞう・でんたいしゃくてんぞう)
平安
伝梵天像:榧を材とする。両肩・両袖を含む大部分を一材から彫成する一木造で、内刳りは施さない。単髷、天冠台の上の正面に宝冠を彫出し、さらに銅製宝冠をつける。耳朶貫通せず。三道を表す。両手は屈臂し、左は掌を上に、右は掌を前にむけ全指をのばす。足先をわずかに開いて直立する。
伝帝釈天像:厚い彩色のため不明瞭であるが桜を材とするか。頭対の大部分を一材から彫成する一木造で、背中から内刳りを施し、背板を当てる。鰭袖を大きく表し、左手は垂下、右手は屈臂して持物を執る。
伝梵天像:像高149.6㎝、伝帝釈天像:像高156.0㎝
2躯
三重県指定
指定年月日:20120309
有形文化財(美術工芸品)