琥珀製首飾り(常呂川河口遺跡941号土坑)
こはくせいくびかざり(ところがわかこういせき941ごうどこう)
概要
この琥珀製品は土坑墓から出土し、興津式相当の土器、古いタイプの宇津内IIa式土器と共伴していたことから続縄文時代前半期のものと考えられる。
琥珀玉は平玉や雫形に加工されているほか、特に研磨された異形の琥珀玉一点が特徴的である。装身具などとして利用されたものが副葬されたものであろう。また琥珀はサハリン産と考えられており、当時の交流・交易の存在を示唆する資料といえる。重要文化財「北海道常呂川河口遺跡墓坑出土品」の構成資料。