八代・芦北の七夕綱
やつしろ・あしきたのたなばたづな
概要
本件は、熊本県の八代市と芦北町に伝承される七夕行事で、集落の入口などに綱を張り、藁製の人形や履物、農具などの藁細工を吊るすものである。綱は、長い一本綱で、集落を流れる川を挟んで張られる場合が多く、七夕様(牽牛・織女)が綱を伝わって会う、綱を張ることで集落内に悪霊や疫病などが侵入するのを防ぐ、盆の精霊(先祖の霊)が綱を渡ってやって来るなどの伝承がある。また、綱の切れ具合によって、農作物の出来を占うことも行われてきた。(解説は選択当時のものをもとにしています)
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国指定文化財等データベース(文化庁)