金津の七夕行事
かなづのたなばたぎょうじ
概要
本件は、角田市東部の大字尾山の金津地区に伝承される、笹飾りを飾った道を子どもたちが作り物をもって2度練り歩き、子どもの無事成長や豊作、虫除けなどを祈願する七夕行事である。
本件は、金津地区を荒町、立町、横町の3つの組に分け、中学生までの子どもたちにより行われる。各組は宿と呼ぶ小屋を拠点に、カラオクリと呼ぶ笹飾りを道沿いに飾ったり、宿の前に七夕の掛け軸をかけて果物などを供えたりといった準備をする。夜になると、竹の棒に提灯を数個つけた作り物を各自が手に持ち、和歌をうたいながら組ごとに地区を練り歩く。2度の練り歩きは、1度目をカラオクリ、2度目をホンオクリと呼ぶ。この行事が終わると、金津地区では盆を迎える準備が本格的に始まる。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
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国指定文化財等データベース(文化庁)