泥小飛出
でいことびで
概要
「泥小飛出」の面は、稲荷明神の使いとして現れる霊狐などに用いる。全体に金泥が施され、目に金環が付けられる。古格のある作で、堂々たる面相には、星霜により一段と神性が増している。能〈小鍛冶〉の特殊演出を念頭に制作されたものと考えられる。面裏は、刀目を少し残して平らに仕上げ、拭漆を施し、額に「小飛出」、左目の脇に「赤靏」と金蒔絵で記される。牡丹文緞子の面当てに「小飛出/打不知」と墨書があり、投桐文金襴の面袋には「小とひて」と織り出される。
でいことびで
「泥小飛出」の面は、稲荷明神の使いとして現れる霊狐などに用いる。全体に金泥が施され、目に金環が付けられる。古格のある作で、堂々たる面相には、星霜により一段と神性が増している。能〈小鍛冶〉の特殊演出を念頭に制作されたものと考えられる。面裏は、刀目を少し残して平らに仕上げ、拭漆を施し、額に「小飛出」、左目の脇に「赤靏」と金蒔絵で記される。牡丹文緞子の面当てに「小飛出/打不知」と墨書があり、投桐文金襴の面袋には「小とひて」と織り出される。
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