羽衣の滝
はごろものたき
概要
・羽衣の滝は、大雪山国立公園内の天人峡にあり、忠別川の支流であるアイシポップ沢と双見滝沢が合流し、高さ270メートルの絶壁を7段に屈折しながら落下しており、落差は北海道第1位を誇っています。
・滝の地質は、上部は溶結凝灰岩、中部は軽石質凝灰岩、下部は第三紀火山岩となっており、地質の相異により浸蝕度が変わり、複雑な水の流れとなり、それが独特な趣となっています。
・この滝は、明治3年(1870)頃に発見され、大正7年に文人である大町桂月氏により、景観の素晴らしさと水の流れが羽衣を思わせることから、羽衣の滝と命名されたと言われています。
・天人峡温泉の奥の旅館より約500メートル(約15分)程の所に羽衣展望台があり、ここから羽衣の滝の全貌が見られます。雪解けの4月頃から降雪期の11月ごろまで見学できます。