神居古潭竪穴住居遺跡
かむいこたんたてあなじゅうきょいせき
概要
・神居古潭竪穴住居遺跡は、9世紀後葉から12世紀頃にかけての擦文時代のムラで、現在も219軒の家の跡が窪みをみせています。
・ここに大集落ができたのは、石狩川の流域の中でも、川に接して集落を設けることができる地形がこの神居古潭から深川市広里の間だけであったことによるものです。
・擦文時代には、本州との交易が活発に行われており、この遺跡では、本州に交易品として干鮭を出荷するため、石狩川に接して集落を構え、たくさんのサケを捕獲していたようです。
・神居古潭は、古くからアイヌ伝説の残る風光明媚な観光スポットです。石狩川の激流がつくりだした「おう穴」や、縄文時代のストーンサークルなどの文化財も多く、市内からサイクリングロードを利用しての文化財巡りができます。
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北海道(地方指定文化財)