禁野車塚古墳
きんやくるまづかこふん
概要
S46-12-006禁野車塚古墳.txt: 淀川の南岸、生駒山脈の北西山麓にのびる枚方丘陵のなかにある前方後円墳。全長約110メートルで前方部を西に向けており、周濠その他の施設はない。墳丘上には葺石、円筒埴輪片、形象埴輪片がある。主体部は不明であるが、後円部頂に板石片があり、あるいは竪穴式石室であるかもしれない。淀川流域南岸に残る数少ない前方後円墳の一つであり、淀川が瀬戸内から畿内中心部にいたる主要交通路の一つと推定されることからして、この地域の歴史的発展を示す資料として、この古墳のもつ意義は高い。