牧野車塚古墳
まきのくるまづかこふん
概要
前方後圓型ニシテ東面ス前後ノ直徑約五十二間環隍ニ水ナシ前方部ノ前端ニハ發掘ノ跡殊ニ著シク圓筒埴輪ノ破片散在ス
S54-12-049[[牧野車塚古墳]まきのくるまづかこふん].txt: 牧野車塚古墳は、枚方台地の北縁に沿って標高22メートル余りのところに築かれた古墳時代中期の前方後円墳である。主軸は地形と平行する東西方向であり、全長107.5メートル、後円部の直径54.5メートル、前方部の幅44メートルを測る。墳丘の周りに濠をめぐらし、西と南には外堤を設けている。墳丘と周濠東側は大阪府北部の代表的な古墳として大正11年に指定されている。
昭和54年10月、追加指定するところは、枚方市が公有化した周濠の南側と、昭和53年に発掘調査で確認した墳丘西側の外濠部分であり、これにより、全周のうち約3分の2が指定されることになる。