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木造十二神将立像(巳神戌神)

もくぞうじゅうにしんしょうりゅうぞう

概要

木造十二神将立像(巳神戌神)

もくぞうじゅうにしんしょうりゅうぞう

彫刻 / 鎌倉 / 関東 / 東京都

東京都

鎌倉

2躯

東京国立博物館 東京都台東区上野公園13-9

重文指定年月日:19520719
国宝指定年月日:
登録年月日:

独立行政法人国立文化財機構

国宝・重要文化財(美術品)

像高70~80センチの十二神将像の二躯。もと京都府加茂町の浄瑠璃寺にあったと伝えられ,他にも二躯が東京国立博物館,八躯が別に所蔵されている。本二躯はそれぞれ頭頂部に蛇(巳),犬(戌)の標識をあらわす。いずれもヒノキ材の寄木造りで,玉眼を嵌入する。表面には漆下地を施した上に切金をまじえた華麗な彩色を施す。
 製作に際しては図像を典拠にしたことが指摘されているが,彫刻としての立体感に破綻をきたすことなく,はげしい動感を的確につくりあげ高い格調を保っており,慶派様式を受け継ぐ鎌倉時代初期の正統仏師が造ったものと考えられる

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