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石州半紙

せきしゅうばんし

概要

石州半紙

せきしゅうばんし

その他

指定年月日:19690415

重要無形文化財

江戸時代に津和野、浜田両藩が紙専売を行なって製紙を奨励した結果、両藩内で漉【す】かれる半紙の総称の石州半紙【せきしゅうはんし】が広く知られるようになった。寛政十年(一七九九)、国東治兵衛があらわした「紙漉重宝記」は石州半紙の製法を農民に懇切に解説した名著として内外に名高い。明治以後も島根県が重要物産として奨励し、製紙家も石州産楮に適した小松原式叩解機の発明等の努力を重ねて声価が高まったが、社会情勢の変化によって次第に業者が減少した。石州半紙は石州産楮特有の色沢を有し、強靭で紙の風合は剛直で雅味に富み、緊締度の大きな、腰の強い紙で、用途は記録用紙、版画用紙、障子紙、下張用紙など石州半紙でなくては果たせぬ多数のものを持っている。

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キーワード

用紙 / 漉く / / 半紙

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