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八女福島の燈篭人形

やめふくしまのとうろうにんぎょう

概要

八女福島の燈篭人形

やめふくしまのとうろうにんぎょう

無形民俗文化財 / 九州 / 福岡県

福岡県

指定年月日:19770517
保護団体名:文化財福島燈篭人形保存会

重要無形民俗文化財

 八幡宮の放生会【ほうじようえ】に、境内に屋台(舞台)を組立てて奉納される独特のからくり人形芝居である。
 これは放生会に奉献された作りもの灯籠に端を発するといわれるが、大阪豊竹座の浄瑠璃筆頭作者であった松延甚左衛門、からくり人形史上著名なからくり儀右衛門などが関係して、今日見るような精巧で他に見られない独特の奏法による人形芝居になったものと思われる。(「玉藻之前」「吉野山狐忠信初音段」「薩摩隼人国若丸厳島神社詣之図」ほか上演)
 からくり人形が最も技巧化し、盛行をみた江戸時代のおもかげをよくとどめるとともに、下遣いのほかに、左右楽屋から突き棒を使っての横遣いの操法があり、またそれが組立屋台で行われる点など全国的に唯一といってよい特色を示している。

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