本朝文粋巻第六
ほんちょうもんずいまきだいろく
概要
丁子散の旧表紙を附し、料紙は楮交り斐紙に墨界を一紙二十行に施し、本文は一行略十七、八字で正楷に書写される。首尾題を存し、巻末の奥書には、寛喜二年三月十七日に僧寛玄が書写し、同年四月二十一日に受点を加えたことがみえている。本巻はこれまで学界未見の古鈔本であって、本朝文粋諸本中、宝生院本(建保五年書写・重文)につぐ古い書写奥書を有している。文中に稠密に加えられた朱墨の訓点は、古訓が多く、紀伝伝授に用いられた證本として価値が高い。
ほんちょうもんずいまきだいろく
丁子散の旧表紙を附し、料紙は楮交り斐紙に墨界を一紙二十行に施し、本文は一行略十七、八字で正楷に書写される。首尾題を存し、巻末の奥書には、寛喜二年三月十七日に僧寛玄が書写し、同年四月二十一日に受点を加えたことがみえている。本巻はこれまで学界未見の古鈔本であって、本朝文粋諸本中、宝生院本(建保五年書写・重文)につぐ古い書写奥書を有している。文中に稠密に加えられた朱墨の訓点は、古訓が多く、紀伝伝授に用いられた證本として価値が高い。
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