絵画 / 鎌倉
白衣観音は、『法華経』「観世音菩薩普門品」に説かれる、衆生救済のために観音が表す三十三の姿のうちの一つ。水辺の岩上に坐す姿が多く、特に中世の禅林で好んで描かれた。本図は松永耳庵の蒐集品で昭和12年の茶会で広間の床に用いられたことが知られる。
白衣観音図
伝黙庵霊淵筆、一曇聖瑞賛
赤脚子