春屋妙葩墨跡〈遺偈/嘉慶二年八月十一日〉 しゅんおくみょうはぼくせき

歴史資料/書跡・典籍/古文書 その他 / 南北朝

  • 南北朝時代
  • 紙本墨書 掛幅装
  • 本紙縦32.8cm 横69.5cm
  • 1幅
  • 重文指定年月日:20060609
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 鹿王院
  • 国宝・重要文化財(美術品)

春屋妙葩(1311~1388)は、叔父の夢窓疎石(1275~1351)に従い修行を続け、公武の尊崇を受けて天龍寺などを歴住した。五山制度の確立に寄与するなど室町時代の臨済宗発展の基礎を築いた禅僧として著名である。本墨蹟は示寂2日前に書かれた遺偈で、字形は歪み墨書はかすれ、蹌踉たる筆跡は末期の趣を余すところなく伝えるとともに禅僧の面目を示現した墨蹟としても尊重されている。

春屋妙葩墨跡〈遺偈/嘉慶二年八月十一日〉

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