歴史資料/書跡・典籍/古文書 その他 / 鎌倉
癡兀大恵(一二二九~一三一二)は伊勢の人、東福寺開山円尓の法嗣で、東福寺第九世を嗣席し、仏通禅師と諡号された。この遺偈は大恵が鎌倉時代正和元年(一三一二)十一月廿二日安養寺に示寂するに際してしたためた墨蹟である。各字不揃いで、その乱れた筆致は臨終直前を思わせ、禅僧遺偈の典型とし、また伝存稀な大恵墨蹟として貴重である。
虎関師錬墨蹟〈檀渓字号/〉
大智墨蹟〈東谷明光除夜偈/〉
月江正印墨蹟〈与友雲士思壮行偈/至正四年〓十有九日〉