癡兀大恵墨蹟〈遺偈/正和元年十一月廿二日〉 ちこつだいえぼくせき

歴史資料/書跡・典籍/古文書 その他 / 鎌倉

  • 鎌倉 / 1312
  • 1幅
  • 重文指定年月日:19750612
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 願成寺
  • 国宝・重要文化財(美術品)

癡兀大恵(一二二九~一三一二)は伊勢の人、東福寺開山円尓の法嗣で、東福寺第九世を嗣席し、仏通禅師と諡号された。この遺偈は大恵が鎌倉時代正和元年(一三一二)十一月廿二日安養寺に示寂するに際してしたためた墨蹟である。各字不揃いで、その乱れた筆致は臨終直前を思わせ、禅僧遺偈の典型とし、また伝存稀な大恵墨蹟として貴重である。

癡兀大恵墨蹟〈遺偈/正和元年十一月廿二日〉

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