世界遺産と無形文化遺産
歌舞伎(伝統的な演技演出様式によって上演される歌舞伎)
かぶき(でんとうてきなえんぎえんしゅつようしきによってじょうえんされるかぶき)
主情報
- 2008年 ユネスコ 無形文化遺産保護条約 「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」記載
- 所属する機関又は団体 : 社団法人伝統歌舞伎保存会
- 重要無形文化財(芸能)昭和40年4月20日指定
解説
歌舞伎(伝統的な演技演出様式によって上演される歌舞伎)は、我が国の代表的な伝統演劇の一つです。1603年に京都で、阿国が中心になって演じた芸能が始まりとされています。特徴は女性役を「女方」といわれる男性が演じ、伝統的な演技やせりふなどの表現手法を用います。また、伝統的で独特の衣裳や鬘、化粧、大道具・小道具、舞台機構、複雑で多様な音楽、拍子木・ツケなどが総合的に一体となって、一定の伝統的な演技演出様式による芸能となっていることです。この伝統的な歌舞伎は、日本の歴史と風土から生まれ、日本人の感性を反映させた伝統芸能であり、現在も多くの人々の支持を受け、今なお多様な芸術文化活動に影響を与えています。