世界遺産と無形文化遺産
能楽
のうがく
主情報
- 2008年 ユネスコ 無形文化遺産保護条約 「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」記載
- 所属する機関又は団体 : 社団法人日本能楽会
- 重要無形文化財(芸能)昭和32年12月4日指定
解説
能楽は,能と狂言の総称です。能は14世紀頃に大成した,謡(うたい)と囃子(はやし)を伴奏に舞踊的な所作でストーリーが展開する歌舞劇です。様式化された極めて簡素な表現形式によって人の感情を繊細に表現します。一方,狂言はせりふによる喜劇であり,庶民の生活にみられるさまざまな笑いを描きます。能楽は後の人形浄瑠璃文楽(にんぎょうじょうるりぶんらく)や歌舞伎,さらに現代の芸術活動にも大きな影響を与えてきた我が国の代表的な伝統芸能であり,重要無形文化財に昭和32年に指定されています。