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大船渡のまるた

おおふなとのまるた

概要

大船渡のまるた

おおふなとのまるた

有形民俗文化財 / 大正 / 岩手県

清水 清佐エ門

しみず せいざえもん

岩手県大船渡市

大正中期~昭和30年代初め

キンヒバ材 くりぬき―木造

長さ6m、巾(最大)79m

大船渡市立博物館

大船渡市

国指定重要有形民俗文化財

 古来から大船渡湾内の漁撈(アワビ・ワカメ・ノリなどの採取)に用いられたまるきぶねの代表的なものである。
 この地方では、大正期までは「まるた」または「だんべ」と呼ばれ、アワビ・ワカメ・ノリなどの採取用として用いられ、大正末期までは使用する舟の約3分の2までが「まるた」であったといわれる。
 構造上、波風に流されることが少なく、安定性が大きいので作業に便利であった。
 この「まるた」は昭和34年の指定当時、推定70~80年を経過しているもので、使用に耐える唯一のものであった。その製作技法、用法等は極めて典型的で貴重である。

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キーワード

大船渡 / 漁撈 / まるた / 採取

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