色絵花籠文大皿
いろえはなかごもんおおざら
概要
"両者に共通するのは、三方割や二方割に描きこまれた鳳凰、見込の瓶に盛られた松と花卉それに口縁の牡丹花などで、江戸中期に盛行した染錦手の典型である。口径が50cmをこえるこれらの皿の裏面には多くの目跡が認められる。
肥前系の色絵磁器には、花籠図を描いた皿類が多く伝世している。明時代の染付や色絵の皿類を倣製した段階から花籠図が描かれ、古伊万里様式の典型的な絵文様となった。花籠図は、染付に赤と金で彩色した染錦手の主要な意匠であった。1660年代後半ごろの作品と思われる大皿は、染付芙蓉手の皿と同じような、小さ目の高台を持つ深目のものが多い。やがて浅い丸皿がみられるようになると、高台径は大きくなる。しかしながら、見込中央に花をいっぱい活けた丸壺を配する意匠には、たいした変化がなく、時には洋風の花が描かれ、時には薄端(ウスバレ)(平坦で巾広の口縁をもつ花器)に松竹梅を配するような和風のものも見られる程度の変化を認めるにすぎない。周囲の文様にしても同様で、芙蓉手に見た区劃をあくまでも否定するように、牡丹と菊花文を中心に自由奔放な文様が描かれている。花籠図は、ひげ皿にも多く描かれているが、その場合には、いずれも丁寧に描かれている。"
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