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瀬戸内海歴史民俗資料館

せとないかいれきしみんぞくしりょうかん

概要

瀬戸内海歴史民俗資料館

せとないかいれきしみんぞくしりょうかん

中国・四国

香川県

昭和/1973

鉄筋コンクリート造一部鉄骨造、建築面積3,026.18㎡、平屋建一部二階又は三階建、一部地下一階、石積擁壁付属

1棟

香川県高松市亀水町1412番2

重文指定年月日:20241209
国宝指定年月日:

香川県

重要文化財

瀬戸内海を見晴らす高台に建つ広域の歴史民俗資料館。香川県技師山本忠司の設計により昭和48年に完成。中庭とその周囲を回遊する動線計画に基づき、正方形の展示室等を自然の地形にあわせて上下左右にずらして配し、各所に大きな開口を設け、内外が連続する動的かつ開放的な展示空間を実現した。外観は平面を反映して凹凸ある複雑な形態で、中でも角錐台を呈す展示室等には当地で採れた石材を積み、周囲の自然景観との調和を図る。モダニズム建築の手法を踏襲しながらも、近現代における国際様式への批判を背景として、立地や風土を考慮し、豊かな自然の残る地方の場所性を活かした秀逸な作品。また、調査・研究などの諸機能を完備した総合的な地方歴史民俗資料館の最初期の完存例としても貴重。

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