代々木競技場 第二体育館
ヨヨギキョウギジョウ ダイニタイイクカン
概要
昭和39年の東京オリンピックを機に建築された、建築家丹下健三(たんげけんぞう)の代表作。吊り構造により、屋根及び観客席を支える象徴的な外観と、中央が伸び上がる壮大な内部空間を創出する。二つの半円形をずらして組み合わせた巴形が生む動線計画も明瞭で美しい。当時一流の技術者を結集し、前例のない技法、構法を開発、駆使し、意匠、構造、機能を極めて高い水準で融合させて空前のダイナミックな建築を実現した。意匠的にも技術的にも秀でた、戦後モダニズム建築として価値が高い。