飛泉(未完)
概要
飛泉(未完)
大正15年4月、宮内省より六曲一双屏風と双幅掛軸揮毫の御下命があり、昭和3年6月、大観は《飛泉》(双幅掛軸・皇居三の丸尚蔵館蔵)を宮中に納めた。本作はその右幅の未完本である。
画面の右端に切り立つ岩壁が描かれ、松の樹木が力強く根を張る。完成作の左幅には豪壮な瀑布が描かれた。大観自身、「甚暑の頃であったが、謹慎恐懼、初め羽織袴の礼装をもって縑素に対した」と語っており、気迫のこもった制作であったとわかる。
飛泉(未完)
大正15年4月、宮内省より六曲一双屏風と双幅掛軸揮毫の御下命があり、昭和3年6月、大観は《飛泉》(双幅掛軸・皇居三の丸尚蔵館蔵)を宮中に納めた。本作はその右幅の未完本である。
画面の右端に切り立つ岩壁が描かれ、松の樹木が力強く根を張る。完成作の左幅には豪壮な瀑布が描かれた。大観自身、「甚暑の頃であったが、謹慎恐懼、初め羽織袴の礼装をもって縑素に対した」と語っており、気迫のこもった制作であったとわかる。
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