紙本単彩 雁来紅図 蠣崎波響筆(旧花光コレクション)
しほんたんさい がんらいこうず かきざきはきょうひつ(きゅうはなみつこれくしょん)
概要
秋になり、雁来紅は色づき、雁の訪れを告げる。画面中央にずっと伸びる雁来紅を配置し、上部の空間に空の広がりや飛来する雁の姿を想像させる。墨の濃淡で茎や葉が生き生きと表現されている。
波響は温暖で自然豊かな梁川に移り、松前では見られない動物や植物に興味を覚えたようだ。波響の画稿には、梁川時代のものと思われる植物や鳥などの精緻な写生が見られ、対象を正確に写し取ろうとする姿勢がうかがえる。印章から文化11年(1814)、12年頃、梁川時代の充実期の作品と考えられる。
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