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徳川家康黒印状

とくがわいえやすこくいんじょう

概要

徳川家康黒印状

とくがわいえやすこくいんじょう

歴史資料/書跡・典籍/古文書

江戸時代 慶長10年(1605)~慶長19年(1614)

紙本墨書

縦20.8 横57.2

1幅

宗義智宛、徳川家康の黒印が捺された御内書。遠路対馬から度々朝鮮人参と卓が届いたことへの返札である。もともと本品は対馬藩で保管されていた家康御内書4通のうちの1通で、対馬藩内でこの4通は貼り継がれて巻子装に改装された(1通目は当館所蔵「紙本墨書徳川家康御内書」(P14990)、2通目が本品に当たる)。この巻子は、大正年間に朝鮮総督府朝鮮史編修会に貸与されたが、戦後に日本に戻り、巻子装が解体された状態で日本の古美術品の市場に出回った。本品は対馬宗家文書を構成する重要な1ピースであるとともに、近現代の時代の流れに翻弄された古文書の歴史を物語る史料であるといえよう。

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キーワード

対馬 / 宗家 / 文書 / 秀吉

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